羅生門(デジタル完全版)
- 公開年月日
- 2008年11月29日
- ジャンル
-
ドラマ
- 区分
- 邦画
- カラーモード
- モノクロ
- 上映時間
- 82分
- キャスト
- 多襄丸:三船敏郎、金澤武弘:森雅之、眞砂:京マチ子、杣売:志村喬、旅法師:千秋実、下人:上田吉二郎、巫女:本間文子、放免:加東大介
- スタッフ
- 原作/原案者:芥川龍之介、監督:黒澤明、製作:箕浦甚吾、企画:本木荘二郎、脚本:黒澤明/橋本忍、音楽:早坂文雄、撮影:宮川一夫、照明:岡本健一、録音:大谷巌、美術:松山崇、編集:西田重雄、スチール:浅田延之助、製作主任:小林利勝
平安時代末期、戦乱で荒れ果てた京の町。土砂降りの雨の降るある日、羅生門の廃墟で雨宿りをしていた旅法師(千秋実)と杣売(志村喬)はお互い首を傾げ、考えていた。そこに下人(上田吉二郎)が走り込んでくる。旅法師と杣売は下人に問われ、不思議な話を語り始める。都で名高い盗賊・多襄丸(三船敏郎)が、森の中で侍・金沢武弘(森雅之)とその妻・真砂(京マチ子)を襲った。盗賊は妻を犯し、夫を殺した。しかし検非違使が盗賊、妻、目撃者の旅法師と杣売を尋問し事件を取り調べると、それぞれの証言が食い違った。盗賊は、生き残った方に着いていくと妻が言ったので夫と対決し、夫を倒したが妻は消えていたと言う。妻は、盗賊に犯された自分に対する夫の蔑みに耐えきれず、自分を殺すよう夫に短刀を差し出したが、気がつくと短刀は夫の胸に刺さっていたと言う。そして夫の霊を乗り移らせた巫女(本間文子)は、妻が盗賊に夫を殺すよう頼むのを聞いて失望し、自分で短刀を胸に刺したが、意識が朦朧としているなか、誰かがその短刀を抜くのを感じながら絶命したと言う。それを聞いた下人は、杣売が短刀を盗んだのだろうとなじると、羅生門に捨てられていた赤ん坊の衣服を剥ぎ取って去っていった。杣売は、残された赤ん坊を育てる決意をする。
© 1950 角川映画
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