世界の巨匠・黒澤明が多大な年月と製作費を注ぎ周年で完成させた最高傑作が4Kで鮮やかに蘇る! 『乱 4Kデジタル修復版』

イントロダクション

世界中が絶賛した黒澤明渾身のライフワーク、復活!

構想10年、製作費26億円…『羅生門』『七人の侍』など数々の名作を生み出した黒澤明監督が、晩年に到達した最高傑作。毛利元就「三本の矢」の故事から着想を得て、シェイクスピア「リア王」の世界観とも通じた本作は、1985年日本映画三位の配収実績を残し、アカデミー賞®ほか国内外で数々の映画賞を受賞するという快挙を達成した。
監督自身が「人類への遺言」だと語る本作は、裏切りや憎しみの中で殺し合う絶望的な人間の姿を“天からの視点”で俯瞰した究極の悲劇であり、それまでの黒澤作品に見られた作家性が凝縮された集大成とも言える。激しい騎馬合戦や燃え上がる城のダイナミズム、伝統演劇を取り入れた色彩豊かで観念的な様式美は、観る者をただただ圧倒させ映画の世界に引き込む。
キャストは狂気と孤独の主人公を演じた仲代達矢を筆頭に、寺尾聰、根津甚八、隆大介、原田美枝子、宮崎美子、野村武司(野村萬斎)、井川比佐志、ピーターら豪華実力派が結集。さらに、黒澤組のベテラン陣ほか各界を代表する最高のスタッフが参加し、日本映画史上最大規模のプロジェクトが実現した。
人間の果てなき愚かさ、家族を巡る愛憎…争いの絶えない現代社会に向けて、黒澤明はなお普遍的な問いを投げかける。世界に冠たる不朽の反戦叙事詩が、今再びスクリーンに蘇る!

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ストーリー

戦国時代。情け容赦なく他の武将たちを滅ぼしてきた猛将・一文字秀虎(仲代達矢)は七十歳を迎え、家督を三人の息子に譲ろうとする。乱世にも関わらず息子たちを信じて老後の安楽を求める父に異を唱える三男の三郎(隆大介)を、秀虎は追放してしまう。だが一の城と二の城の城主となった太郎(寺尾聰)と次郎(根津甚八)は、三郎の案じた通り、秀虎に反逆し、血で血を洗う争いが始まる。その陰には、実の父と兄を秀虎に殺された太郎の正室・楓の方(原田美枝子)の策謀があった…。

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キャスト

一文字秀虎・仲代達矢、一文字太郎 孝虎・寺尾聰、一文字次郎 正虎・根津甚八、一文字三郎 直虎・隆大介、楓の方(太郎の正室)・原田美枝子、末の方(次郎の正室)・宮崎美子、鶴丸(末の弟)・野村武司(野村萬斎)、鉄修理(次郎の側近)・井川比佐志、狂阿彌(秀虎の臣)・ピーター、平山丹後(秀虎の重臣)・油井昌由樹、生駒勘解由(秀虎の重臣)・加藤和夫、小倉主馬助(太郎の側近)・松井範雄、長沼主水(次郎の側近)・伊藤敏八、白根左門(次郎の側近)・児玉謙次、藤巻の老将・鈴木平八郎、楓の老女・東郷晴子、末の老女・神田時枝、秀虎の側室・南條玲子、秀虎の側室・古知佐和子、秀虎の側室の老女・音羽久米子、畠山小彌太(三郎の重臣)・加藤武、綾部政治(隣国の武将)・田崎潤、藤巻信弘(隣国の武将)・植木等

スタッフ

監督・脚本・編集・黒澤明、脚本・小國英雄、井出雅人、エグゼクティブ・プロデューサー・古川勝巳、プロデューサー・セルジュ・シルベルマン、原正人、プロダクション・コーディネーター・黒澤久雄、演出補佐・本多猪四郎、撮影・斎藤孝雄、上田正治、撮影協力・中井朝一、美術・村木与四郎、村木忍、照明・佐野武治、録音・矢野口文雄、吉田庄太郎、整音・安藤精八、効果・三縄一郎、衣裳デザイン・ワダエミ、助監督・岡田文亮、ゼネラル・プロダクション・マネージャー・ウーリッヒ・ピカール、プロダクション・マネージャー・野上照代、飯泉征吉、井関惺、アシスタント・プロダクション・コーディネーター・ベルナルド・コーン、音楽・武満徹、指揮・岩城宏之、音楽製作・東京コンサーツ、演奏・札幌交響楽団、狂言指導・野村万作、能作法指導・本田光洋(金春流)、横笛演奏指導・鯉沼廣行、馬術指導・渡辺隆、殺陣・久世竜、久世浩、ホースチーム・マネージャー・宮本浩司、テクニカル・アドバイザー・松尾民夫、題字・今井凌雪(雪心会)、スチール・原田大三郎、佐藤芳夫、視覚効果・中野稔、光学撮影・小野寺浩、宮重道久、合成・デン・フィルム-エフェクト、現像・東洋現像所、フィルム(イーストマン)・長瀬産業、機材(パナビジョン)・三和映材