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2016年発売作品

発売日:2016年10月28日(金) 価格:¥2,800(税抜) 発売・販売:株式会社KADOKAWA

文芸作品

春琴物語 あふれんばかりの情感と、匂うが如きエロチシズム ! ここに華ひらく谷崎文学の精髄 !大阪の道修町は薬種問屋の町で、中でも鵙屋は名の聞こえた老舗だった。そこの二女・お琴は、幼い時に失明し、春松検校に付いて琴や三味線の稽古に通っていたが、その美しさは世間の評判となっていた。11歳で鵙屋に丁稚奉公にあがった佐助は、真心こめてお琴に仕えた。そしてこの二人の愛の物語は、初対面の瞬間から始まった。

お琴と佐助 夢の世界にただ一人、愛の調べに綴る恋の激しさと、美しさ !大阪道修町の薬種問屋に生まれた春琴は、生来の美貌に加えて舞も上手で、両親の寵愛を一身に集めていたが、9歳の時に失明した。それからは琴三絃の道を志し、その道でも優れた才能を見せた。師匠の春松検校の家までの道を春琴は丁稚の佐助に手をひかれて通った。そのうち佐助は音曲を覚え、古い三味線も買い、独り稽古を始めた。そして間もなく佐助は春琴から三味線を教わることになる。

川のある下町の話 女は、愛したら傷つきもするわ。でも、私はあの人を……。芸術の香りあふれる川端文学の名作を衣笠貞之助が描く文芸女性映画。川のある下町の一角にある大学病院のインターン・栗田は、誰にでも好かれる好青年だった。ある日、栗田は川に溺れている少年を救ったが、そのかいもなく、少年は肺炎のためにこの世を去った。その時、いっしょにいた姉・ふさ子の美しい瞳に栗田は強く惹かれた。しかし、ふさ子にはさらに大きな不幸が待っていた……。

安宅家の人々 汚濁の世に神の如き心を持った男、愛の欲望も忘れて夫につくす女、陰謀と放蕩に悪魔となる男、心美しく黙々と茨の道を歩む女……。そんな人々を描く涙と愛の人間群像 !養豚場を営む安宅宗一は生まれつきの精神薄弱者だったが、神のような善意に徹して美しい心の持ち主だった。この宗一を助けて養豚場の一切を管理しているのは妻の国子だったが、彼女はたいへんなしっかりもので、しかも宗一を夫として立てる良き妻だった。この平和な安宅養豚場をおびやかす存在は、宗一の異母弟・譲二だった。

偽れる盛装 肉体か? 黄金か?白蛇の肌を紅燈の巷に張って男心を嘲笑する美貌の魔女 !京都の祇園。島乃家のおきくの娘・君蝶は、やり手の芸者である。おきくが、昔の旦那の息子に借金を用立てたことに、今日も喰ってかかっている。妹の妙子は、おきくのかつてのライバルで、商売敵の千代の息子と恋仲である。京都の古い環境に絶望する君蝶は、妙子にだけは同じ思いをさせたくないと思っている。

夜の蝶夜の蝶 男ゆえ見せる女の美しさ、みにくさ、悲しさを心憎いまでに描いて芸術的感動を呼ぶ文芸巨編 !京都に一軒のバーを持ち、更に東京にも進出、飛行機で店を往復するマダムおきく。その進出に地盤を荒らされ敵視するマリ。 華やかな夜の銀座を彩る女対女の激しい野望や嫉妬は加速を増し……。

地上 燃える瞳、匂う髪、ふるえる頬―。長い静かな沈黙が、十九才の初恋の別離を地上に宿して……。金沢中学5年の大河平一郎は、父がなく、針仕事で生計をたてている母・お光と、遊郭裏にある置屋の2階で貧しい暮らしをしていた。ある日、若い女性が部屋に飛びこんできた。その女・冬子は、芸者に身を沈めなければならず、芸者置屋春風楼に売られることになって逃げてきたのだった。だが、平一郎は泣く冬子をただ見守るしかなかった……。

あに・いもうと 踏んで、蹴って、殴って……。兄も妹もいっぱいの涙 !川師の親方赤座には三人の子がいた。昔は名を売った彼も、今では落ち目。しかも、娘のもんが、奉公先で小畑と関係し、身重で戻ってきたので機嫌が悪い。末娘のさんは、もんの送金で看護学校へ行っているが、彼女の不始末が知れて、好きな鯛一とも一緒になれそうにない。兄の伊之吉はもんを可愛がっていただけに腹立たしく、つらくあたるのでもんは家を出てしまう……。